
SURC(Small Unit Riverine Craft:小型部隊河川舟艇)は、河川、デルタ地帯、内水域、および沿岸の浅海域(リトラル環境)における戦術機動性、強襲・潜入・撤収(インサーション/エキストラクション)、警戒監視、および偵察任務の提供を主目的として開発された、高速かつ防弾プロテクションを備えた硬式船型パトロールクラフトである。本艇はアルミニウム合金製の堅牢なハル(船体)構造と、外周に配置された高強度ソリッドセルフォーム・カラーを特徴としており、優れた安定性と予備浮力、そして小火器に対する防弾能力を維持している。露出したプロペラを持たないウォータージェット推進システムを採用しているため、水深の極めて浅い水路や水草・ゴミなどの障害物が多い環境でも優れた凌波性と超小旋回などの高い機動力を発揮し、地上戦闘部隊への戦術支援や、医療搬送、補給などの多様な沿岸・河川作戦を柔軟に遂行する能力を有する。
| Official Name (正式名称) | SURC (Small unit riverine craft) |
| Country of Origin (開発国) | アメリカ合衆国 |
| Manufacturer (製造メーカー) | Raytheon Naval & Maritime Integrated Systems(主契約・システム統合) / SAFE Boats International(船体設計・製造) |
| Designed (設計年) | 米海兵隊における老朽化したRRC(硬式襲撃艇)の後継機として2000年代初頭に開発が始動し、プロトタイプテストの完了を経て2003年8月にフルレート生産(量産仕様)が承認され設計仕様が確定した設計年は2003年であり、その後2004年4月に受け入れ試験を完了した初期ロットが米海兵隊の専門部隊(Small Craft Company)へ正式にデリバリーされ、同年9月のイラク戦線(ユーフラテス川・ティグリス川流域)への実戦配備をもって公式な運用開始年となったのは2004年である |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ海軍(海軍遠征戦闘コマンド[NECC]傘下の沿岸・河川部隊。旧第2河川舟艇戦隊[Riverine Squadron 2]等によりHaditha Dam周辺やイラク内水域の哨戒アセットとして長年実戦投入され、現在は沿岸河川グループ[Coastal Riverine Group]等の後継組織や訓練プログラムで管理)、アメリカ海兵隊(初期に「Small Craft Company」で戦術検証および開発を主導したほか、第4突撃水陸両用大隊[4th Assault Amphibian Battalion]のブラボー中隊に属するダム保安部隊[Dam Security Unit]等で運用され、現在は一部アセットの移管を経て予備役・評価用アセットとして維持運用) フィリピン:フィリピン海軍(フィリピン海兵隊[Philippine Marine Corps]:2013年9月に米国の対外軍事販売[FMS]プログラムを介して公式に6隻を調達・受領。ミンダナオ島ザンボアンガ周辺での対テロ・反乱作戦、戦術偵察、コマンド&コントロール、沿岸・河川域の隠密インサーションアセットとして前線部隊に配備・現役運用中) ウクライナ:ウクライナ海軍(2022年6月に米国政府が発表した安全保障援助パッケージに基づき、米軍内の余剰防衛アセットから2隻のSURCが公式に譲渡・配備。ドニプロ川流域などに新設された河川区隊[River Flotilla]に統合され、対抗環境下における河川哨戒、戦術機動、および沿岸インフラ防衛任務アセットとして実戦運用中) |
| Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量 | 基準排水量(乾燥重量/機体・トレーラー重量等からの換算):約 7,900 kg (17,500 lb) 満載排水量(戦闘積載時総重量/Combat Load Displacement):10,000 kg (22,000 lb) |
| Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水 | W (最大幅/全幅):3.10 m (10.2 ft) ※C-130輸送機への格納・空輸時には外周のフォームカラー(防弾襟)を取り外し可能 H (全高):センサーマスト展開・起倒状態や、喫水線からの構造物垂直全高に関する公式な基準データは非公開 D (喫水):静止満載時 0.61 m (2.0 ft) L(全長):トランサムプラットフォームを含めて 12.0 m (38.0 ft)) |
| Propulsion (機関): | 2x Yanmar 6LY2A-STP Diesel Engines / 2x Hamilton HJ292 Waterjets 出力:計 880 PS(※ヤンマー社製440馬力(bhp)の6気筒ディーゼルエンジン2基と、ハミルトン社製ウォータージェット推進システム2基を搭載) |
| Speed (速力): | 巡航速力 35 kt (約 65 km/h) / 最大スプリント速力 39 kt (約 72 km/h) |
| Range (航続距離): | 35ノット巡航時に 250 nm (約 463 km) 以上 |
| Complement (乗員数): | 2名(操縦・運行要員)+ 完全装備の歩兵・作戦隊員(Marines)を最大16名搭乗可能 |
| Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー): | Ritchie 磁気コンパス、AN/PSN-11 GPS(PLGR)、Raymarine SL72 LCD 水上捜索・航海レーダー、ST 60 水深測音機(デプスサウンダー)、Raymarine RAY53 VHF マリンバンド無線機、AN/VIC-3 艦内通話システム、SINCGARS(VHF戦術無線機) |
| Armament (兵装): | ブローニングM2HB 12.7mm重機関銃、M240 7.62mm汎用機関銃、あるいはMk19 40mm自動擲弾銃などを装備可能なモジュール式銃架(マウント)を船首・船尾・舷側に計3基装備。また、煙幕展開用のスモークランチャーを搭載 |
| Aircraft Carried (艦載機)、 Carrying capacity(積載能力): | None 砂、泥、砂利などの障害物のない海岸に船首から直接乗り上げる「ビーチング能力」を有し、小型貨物や人員を迅速に揚陸可能 |
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- By U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Paul D. Williams – This image was released by the United States Navy with the ID 090319-N-4267W-272 (next).This tag does not indicate the copyright status of the attached work. A normal copyright tag is still required. See Commons:Licensing.العربية ∙ বাংলা ∙Bahaso Jambi ∙Deutsch ∙ Deutsch (Sie-Form) ∙ English ∙ español ∙ euskara ∙ فارسی ∙ français ∙ italiano ∙ 日本語 ∙ 한국어 ∙ македонски ∙ മലയാളം ∙ Plattdüütsch ∙ Nederlands ∙ polski ∙ پښتو ∙ português ∙ русский ∙ slovenščina ∙ svenska ∙ Türkçe ∙ українська ∙ 简体中文 ∙ 繁體中文 ∙ +/−, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8355001






